「生存者０」を読んだ感想

先日、コンビニで「生存者０」を買いました。

旅行へいく途中で、

旅館で何か読むものを、と買ったのが動機です。

大賞受賞作に納得。

この本は、

「このミステリーがすごい！」大賞受賞作ということで

かなり期待を持てました。

まあ、旅館ではあまり時間がなくて、

結局読めなかったのですが、

読んだ後の落ち込みっぷりがすごかったので、

読まなくて良かったかもしれません（笑）

ミステリー大賞を受賞していたので

もっと万人受けかと思ったら、

好き嫌いが分かれそうな感じです。

まあ、本の帯に

「全員死亡！死因不明！」

なんて書いてあっても、

それほど大した事無かったりするじゃないですか。

でも、これは違いました。

オチが分かってからがとてもグロテスクです。

読み返すときも辛かった。

でも、読んじゃう。つい読んじゃう。

あまりハッキリと想像しないほうがいいと思います。

話も暗いです。

メインで出てくる狂人の狂いっぷりが凄いです。

しかし、完全なる悪役でもなく、

責めるのも無理があるしなあ、

なんと言ったらいいのか。

ちょうどいい言葉が浮かびません。

政府の無能さの表現部分は良かったけど（笑）

でも、こういう気分が暗くなるような話は

私は大好物です。

読み終えた後の複雑感に、

ミステリー感が負けてしまったけれど。

でも、このオチは秀逸。

次回作について

この作者さん、

次は都市テロものを執筆中だとか。

期待大で待ちます。